40代からの介護脱毛…皮膚科往診を経験した立場から

脱毛

最近、介護脱毛という言葉を耳にするようになりましたね。

「気になっているけど、実際どうなの?」という方も多いと思いますので、私自身の経験から書いてみます。

私は以前に往診の仕事をしていた時期があります。

いろいろな介護施設や住居(いわゆるサ高住です)に訪問して皮膚科の診察をしていました。

介護の現場は、やはり大変です。

褥瘡(床ずれ)にならないように2時間ごとに体の向きを変えたり、入浴介助をしたり…点滴や胃ろうの交換も忙しいです。

(胃ろうというのは、口からご飯が食べられなくなった方のために皮膚から胃に通じる穴を開けて管を通し、口を経ずに直接胃の中に栄養を流し込んでいく処置です。)

人手不足で大変な状況、オムツが便で汚れていても、すぐに取り替えてもらえる環境ではありません。

そして、栄養や水分のアンバランス、抗生物質の点滴などにより下痢便になってしまうことも多いんですね。

下痢便では消化酵素がそのまま出てきてしまいますので、皮膚への負担が大きく、お尻の周りがただれてしまいます。

これは、赤ちゃんも同じですね。

赤ちゃんと高齢者が違うのは、母と子のように1対1ではないのでオムツ交換が遅れてしまうこと、陰部に毛があることです。

下痢便が毛に絡まって時間が経つとカピカピになって、これを取り除くのが大変なんです。

寝たきりの方が同じ体勢を維持するのは大変ですので、介護する側もされる側も毎日辛いです。

下痢便が皮膚や毛に残って蒸れた状態が続くと皮膚炎が悪くなってしまい、陰部の皮膚がただれて出血することも…

それで皮膚科の診察・処方となるんですね。

便を洗い流すためにお湯をかけて洗う時(陰洗:いんせん)、痛みで声を上げたり体を動かす方も多く、痛々しいです。

皮膚炎を抑えて水分をはじく薬を処方しますが、やっぱり繰り返してしまいますよね…

介護脱毛というのは、介護の負担を減らす目的で行うものです。

毛が少なくなれば拭く時の負担が減り、より衛生的です。

40代で自分の介護のことを考えるなんて早いでしょ…と思われる方も多いと思いますが、脱毛は白髪になると難しいんですね。

一般的なクリニックではレーザーによる脱毛を行っていますが、これは毛の黒色に反応させることで効果を出しています。

白には光が反応しないので、白髪になる前に脱毛しなければなりません。

40-50代はちょうど更年期、デリケートゾーンについても変化のある時期です。

あなたの体や将来について、考えてみませんか?

美容面だけではなく、介護面からも脱毛を考える時代なんだなと感じています。

デリケートゾーンの脱毛については、こちらの記事でも書いていますのでご覧下さいね。

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